10年程前に、熱帯魚のプロショップの社長に
教わりました。
餌と糞尿によるアンモニア態窒素・亜硝酸等々で魚が
死ぬから嫌気性微生物の脱窒菌を育てる期間が必要だと。
膨大な微生物の世界で想像したら、そんな狭義の微生物管理は
ナンセンスではなかろうかと思い実証しました。
結論から書きますと、
微生物を使えば、淡水魚、海水魚、海藻を
同時飼育することは簡単で活き活き育ちます。
特に清流上流から捕まえた ハゼ は海水(塩分調整しています)
では絶対に育たないと言われましたが、全ての生物は、
塩分慣らし無しで長生きしてくれました。
バチルス属の細菌をストレス与えながら(砂糖等で甘やかさないで)
培養して生き残った菌だけ3日間入れて水槽の水を作りました。
(空気中から色々と菌は入りますけど)
水に【照り・光沢】が出てきたら完成です。
塩分調整はしましたが、微生物により水が完成したら
検査キットのアンモニアや亜硝酸等、一度も反応したこと
ありませんでした。
*微生物が一瞬で処理しています。
*酵素が触媒となり分解していますのでpHも中性になろうと
勝手になります。
よって、植物に関してはどうしても養分が足りないので長く
育ちませんでした。(液肥入れたことあるくらいです)
この水槽の水(微生物酵素水)は、植物の育苗中に500~
2000倍希釈して与えると、根の張りが明らかに良くなります。
このこの水凄いでしょ? とは全く思っていません。
何故ならば、出来ると思って設計しているのもありますが、
活性汚泥法で食品メーカーや下水道処理場で処理された
廃水(河川放流OKレベルの廃水)をろ過して使っても
同じ効果があります(植物に関しては)
目的によって微生物のコア共生菌を使い分ければよいのです。