ローズマリーの土作りを色々試してみましたが

鉢の場合、底に硬い備長炭(竹炭でもよいが備長炭を
沢山持っているので)で、高温白炭(電気を通すレベルの硬質)
が良いという結論に達しました。

鉢の形状は、浅型鉢が根に空気をタップリ与えられることから
プロ中のプロは浅型で立派に育てますが、

家を空けることも多々ある一般の人は深型スリット鉢が良いと
思います。

浅型鉢で最初はやっていましたが、深型鉢より簡単に大きくなる
感じを受けました。

しかし、当然乾燥も早く、完全に水切れ状態で留守にしてしまい

一気に全滅した経験が忘れられません。

スリット鉢には底石は不要説も多くみられますが、底石も

敷いた方がよいです。(軽石)

理由↓
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比較写真なくて申し訳ないですが、パツパツになる前に

金属のように硬い備長炭(硬質竹炭可)に根が軽く絡まり、

硬いことから根が太くなります。

軽石にはしっかり絡まって深底鉢でも酸素供給量が増えます。
ローズマリーは下に根が張りますので、これが今のところ
ベストです。

光合成により根に電子が溜ります。

白炭は電気を通し、水を与えると外に電子も放出されます。

プラスチック鉢なので通電性がよい働きをするのでしょう。
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土なんですが、ローズマリーに関しては、腐葉土を入れても

入れなくても良いという結論に達しましたので入れません。
*腐葉土は再発酵させたいレベルの製品も多く
 ややこしい説明になるので入れません。

<基本系>*ローズマリーの土専用です。
真砂土2:赤玉(小)1:パーライト1:炭1:貝化石3%程度

<理由>
真砂土=花崗岩が風化した物で衛生的且つ安価。
    硬くて重いから使います。

赤玉(小)=根をしっかり絡ませて張らす目的。
     これはまだ外せないかな?減らすかも?

パーライト=通気性の悪い真砂土に排水性と空気送る目的

*バーミキュライトは真砂土を使う場合、相性悪いです。
 排水重視で保水は真砂土で十分でしょう。


土に混ぜる炭=柔らかい低温竹炭orそば殻くん炭

そば殻くん炭は硬くて粒度も大きく非常に都合が良かったです。

*この場合、モミガラくん炭は相性よくないです。
 粉になりますので・・(発酵資材では最高ですけど)

貝化石or有機石灰=根張りよくなり、カルシウムとマグネシウムは
天然で軽く入っていた方が良いでしょう。

根の分泌する酸性物質を中和します。


有機物は↓ 籾殻を軽く発酵させた籾殻
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*底に有機物あってもよいこと無いので、苗の根周辺にすき込み
 ます。


売っていないものを書いても仕方ないですが

籾殻2:米ぬか1 を好気発酵させた簡単なものです。

籾殻を水に浸けて取り出し、米ぬかを足してよく混ぜて放置すれば

50℃は超えてきます。(自然塩をほんの少し水に溶かせば尚良いです)

*バサバサ程度の水分でなければ発酵しませんよ。

生米ぬかは混ぜると土の中で発酵もしくは虫が沸きますのでNG

長い目でみたら、生籾殻なら悪くないかも?と少し思っています。

窒素が足りないだろ!

と、言われそうですが、元肥に窒素肥料いれるとロクなことないです。

液肥でも発酵有機液肥でも、前回記事の硫酸カリや過硫酸石灰でも

後からどうにでもなります。

何より根腐れ防止と、必須微量元素がほぼ入っていますし

通気性も上がるという最高の有機物ですよ。

そして、あることに気づいた。

鉢換えの場合、側面にも同じ土を入れるよりは
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余った炭を数個入れて
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側面用の土は配合変えます。

赤土(小)1:そば殻くん炭1:貝化石1:発酵籾殻1

水も空気もスッカスカで根が張ります。

しかも必要元素完璧でしょう。


そして前回記事の「硫酸カリウム・過リン酸石灰」
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数時間で
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立ち上がって
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一週間で生長著しい理由は

硫酸イオン(硫黄)はカルシウムやマグネシウムと同じように

多量必須元素のひとつなので、硫酸根が好影響与えたものです。

(え??カリウムとリン酸じゃないのかよ)

硫黄化合物の合成に使われ貯蔵もされます。

カリウムとはリンは追々効果を発揮するでしょう。

私は有機発酵液肥で伸び伸び育てますけどね。
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すくすく育ってきました。

香りヤバいです。